新車の方が誰の手にも渡っておらず、工場から出荷された最新型に乗れるのは気持ちの良いものです。
新車購入される方は、長期間使用される事が大前提だとお思いますが、そのようなお考えや状況から変化する事が多いのもまた事実です。
新車購入のための対価として支払う金額は相当な高額であるにも関わらず、一旦登録すれば残存価値として見られるのは概ね60〜65%となります、つまり新車登録した瞬間に基本的には500万円の新車が300〜350万円の価値になるという事です。
上記の場合の価値とは中古車としての実勢価値とは異なりますが、実際にはより下がる場合もあります。逆に希少価値が出るような車種の場合には価値が上がる場合も稀にありますが、ここでは一般的な自動車(普通車)として記載しています。
① 初期コストが新車に比べて小さい。
言うまでもありませんが、基本的に中古車は新車価格よりもかなりリーズナブルです。
② 中古車の故障率が下がっている。
また最近の自動車は工作精度の向上と、電子部品の品質向上で故障率が下がっています。
中古車でも保証付モデルや有償ですが保証委託できるようになっている。
③ 自営業者や個人事業主にとって経過年数を考慮すると大きな節税になる。
これは結構ご存知なお方も多いと思うのですが、自動車(通常使用の乗用車)の法定耐用年 数は6年間とされています。
新車購入の場合には6年間に分けての経費処理しかできず、それも単純に6分の1ずつでは ありません。
割と有名な事ですが、『事業主は節税したいなら程度の良い4年落ちの中古車を選べ』と 言われるのは、4年落ちの普通乗用車の中古車の場合には下記のように計算出来ます。
(6年−4年)+(4年X 0.2)=2.8年 1年未満は切り捨てなので耐用年数は2年となる
つまり4年落ちの中古車はその購入金額を2年間で償却でき、2年に分けて経費処理できる と言うこととなります。
例えば人気車の4年落ち車の中古車相場は程度良く低走行距離の価格は車種によりますが
新車の半額以上は現状ではしています。
人気車の場合には、4年落ちで新車価格の約70%近くの場合もありますし、場合によって はほとんど値下がりしていないなんて車種もあるのが実態です。
④ では何故4年落ちなのか?
現状国産車も輸入車もメーカー保証3年の場合が多く、延長保証されている個体も少なく ないことと、初回車検時に保証利用して新品パーツに交換されている個体も少なくない ことに加え、慎重な車両選択と購入後に入念な点検整備をすることで故障の発生率は新車 とほぼ同等並に抑えられるので安心です。
国産車も従来の4年サイクルのモデルチェンジから脱皮し、モデルライフが長くなってき ている。輸入車の場合には従前から6〜8年のモデルライフだあった為に、3年以上4年ま
での中古車だと現行型を選択できる場合もある。
先代モデルの場合は、年数経過とともにメーカーが改良した後期型モデルで、熟成され 品質にばらつきのない安定したモデルを選べる。